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- 柚子とは

爽やかな香りと酸味で料理を引き立てる名脇役として親しまれています。
このページではそんなゆずについて、知っているようで知らない情報を分かりやすくご紹介します。

ゆずはミカン科ミカン属に分類される柑橘類の一種です。みかんやレモン、スダチ、カボスなどの仲間で、独特の爽やかな香りと酸味があります。
ユズの酸味は強く、皮が固いことなどもあり、みかんのようにそのまま食べることはあまりありません。
しかし果汁や皮、もちろん実そのものも、さまざまな料理に使うことができ、日本料理の他フランスなどでも注目されている食材です。
漢字では「柚子」と表記されるゆずは、原産地は中国とされていますが、日本でも古くから栽培されています。

その後、ほぼ日本全域で栽培されるようになり、現在では、日本全国の栽培量の約70%を高知県と徳島県が栽培しています。


この白い花が咲くのは、おもに5月から6月頃で、ゆずの実自体は8月から12月頃に収穫されます。


そして10月末~11月初旬に毎年青果の収穫がスタートします。
特に11月~12月にかけての時期が収穫の最盛期になりゆずが最も旬な季節です。
柚子の栄養成分
ゆずにはビタミンCやビタミンB群のパントテン酸、カリウムなどが含まれています。
特にゆず全体のビタミンC含有量は日本の柑橘類の中でNo.1といわれています。
ゆずの主な栄養成分
・有機酸(クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等)
・ミネラル類(カリウム、カルシウム等)
・ヘスペリジン
・リモネン
・β-カロテン
出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年より
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ゆずには豊富なビタミンCが含まれており、風邪を予防し、美肌をつくるといわれています。免疫力を高め、毛細血管を刺激して血行を促進し、保湿作用のあるリモネンなどの香り成分が含まれています。冬至にゆずを浮かべたお風呂に入ると、身体が温まり、一年中風邪をひかないといわれるのは、このためです。
また、ゆずの効果・効能は、実、皮、種の部分によって違います。それぞれの効果効能についてご紹介します。

ほかにも、高血圧予防やむくみの改善、便秘解消などへの効果・効能も期待されています。

これらの作用で血液の循環も良くなり、冷え性やリウマチの症状が改善されると考えられています。保湿・保水成分があることから、種を使った化粧水は顔から全身に使え、あかぎれやしもやけなどにも効果的とされています。

このほか、高血圧の改善、中性脂肪、悪玉コレステロールを下げる役目もあり、ゆずに含まれるヘスペリジンの量は、みかんの20倍、レモンの3倍と柑橘類の中でもダントツに多く含まれます。
搾った果汁をそのまま
ゆず果汁がおすすめの理由は、柚子を丸ごと玉のまましぼっているからです。
柚子の果皮には特にビタミンCをはじめ、多くの栄養素が含まれています。


ゆず果汁をお酒のおちょこ1杯(30ml)分を毎日飲むのもおススメです!
レモンの3~4倍のビタミンCを摂取でき、酸味が効いてスッキリします。
風邪予防にも効果的です。

冷たいお水や炭酸水などに入れて香りを楽しんでいただいたり、レモンサワーをゆずサワーに変えても。ビールに入れれば柚子風味のカクテルビールの出来上がりです。

果汁をヨーグルトやデザートなどに入れて、爽やかな風味を楽しんでいただけます。
ゆずの調味料は様々な料理に

調味料としてのゆずは使い道いろいろ
かぐらの里では、柚子胡椒、ゆずポン酢、ゆず味噌、ゆずドレッシングといった様々な調味料を作っています。香りと酸味が良いアクセントになります。
食用以外にも
香りの良さや、ゆずの持つ成分から食料以外でも様々な用途があります。
ゆず種の表面のヌルヌルしたペクチン質はビタミンCを多く含んでおり、肌の美白効果があると言われています。保湿・保水成分があることから、種を使った化粧水は顔から全身に使え、あかぎれやしもやけなどにも効果的とされています。

12月の冬至にはゆず湯に入るという日本の習慣があります。
江戸時代に始まったとされる柚子湯は「邪気を祓い、融通良く生きられる」「柚子湯に入ると風邪 をひかない」といった言い伝えや、柚子が持つ効果効能から、多くの人に愛されています。
